こんにちは!東久留米市にある発達障がい児・グレーゾーン・知的障がい児・ダウン症のお子さんも通えるの音楽教室を運営しているきじまです。
このブログを読んでいる親御さんの中に
・言葉が出ないので、なるべく早く療育に通わせたい
・療育をすすめられたけど、どの療育に行けば良いか分からない
・療育先を見つけたけれど、空きがない
・療育に入るには医師の診断が必要だが、病院の初診に半年以上待つことになってしまった
という親御さんはいらっしゃいませんか?
私の子どもは発達障害ですが、私の子どもも療育先に入れるまで時間がかかりました。
自治体にもよりますが、相談員に相談をして子どもの様子をみて療育が必要と判断されるパターンもあれば、療育に通うには医師の診断書が必要というパターンもあります。
どちらともですが私の経験上、親御さんが子どもを療育に通わせようと思い、実際に子どもが療育に通うまで早くとも2~3ヶ月かかります。(遅い場合は半年以上かかります)
でも、子どもを療育に通わせたいと思ったらなるべく早く通わせたいのが親心ですよね。
今回は自治体の療育先を調べたけれど、療育先の空きがないという親御さんにおすすめしたいものがあります。
それは音楽療法です。
今回は療育先の空きがない親御さんに、なぜ音楽療法をおすすめしたいのかについてまとめました。
療育を受けるまで数ヶ月待ちになった!おすすめの療育:音楽療法とは
療育をすすめられたお子さんの中には、言葉がなかなか出ないお子さん、活動中落ち着かなく離席してしまうお子さん、手先がなかなかうまく使えないお子さん、大人が子供に対して指示していることが理解できないお子さんなど様々かと思います。
これらのお子さんにおすすめしたいのが音楽療法です。
音楽療法は音楽を用いながら言葉を促したり、社会性を身につけていくことができます。
自閉症児(知的障害をもつ人)の音楽療法の支援目標として
・言語発達
・社会性、情緒的発達
・認知力概念の発達
・感覚運動系発達
・(余暇活動の充実)
引用:音楽療法入門ー上下ー理論と実践
と、記載されています。
月齢が小さくて診断されていないお子さんも、これらの項目に当てはまるお子さんはいるのではないのでしょうか。
実は我が子は、一歳半になっても言葉がでない、大人の指示が通らない・・・見事、一歳半健診にひっかかり診断されていなかったのですが療育に通うことになりました。
幸い、療育先に空きがあったので通えました。
幸い、療育先に空きがあったので通えました。それでも様々な手続きをしないといけなかったので、通おうと思い始めてから通うまで2ヶ月かかりました。
ですが引っ越し先の自治体によってはなかなか療育先の空きがない・・・というところもありました。
脳が著しく成長し、発達が伸びる貴重な子どもの幼児期に、療育待ちになってしまうのはつらいですよね。
そんなお子さん一人一人に対し、音楽療法という音楽を用いての発達の目的に合わせてアプローチしていきます。
療育を受けるまで数ヶ月待ちになった方へおすすめの音楽療法:言語発達の支援
我が子もそうでしたが、言葉が出ないお子さんの中で多いのが、「子どもが自分の意志を伝達しようとする意欲あるかどうか」というところがカギとなります。
太鼓などの楽器を用いて音楽のやりとりをすることで、歌を歌って言葉を
また、口の周りの筋肉や舌の動かすのがうまくできないお子さんもいると思います。
その場合は笛など吹く楽器を使って音が出ることを楽しみながら口周りの筋肉を鍛え、舌を動かしていきます。
我が子も口周りの筋肉がなく、よだれをよく垂らしていました。
言葉が出ないお子さんに言葉をどう促していくかという記事を書いたので、こちらの記事も参照ください。
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療育を受けるまで数ヶ月待ちになった方へおすすめの音楽療法:社会性・情緒的発達の支援
すべての活動は、活動に参加している参加者間の協調性、共有性、順番を守ることや正しく挨拶することなど、社会性の上で成り立っています。
私の音楽療法の活動の中に「あいさつのうた」を取り入れています。
「あいさつのうた」は、参加者一人一人の名前、挨拶の仕方(握手するなど)、順番を待つなど、歌を歌いながら適した行動へと導くことができます。
また、歌が終わるまで
また、音楽的な表現と併せて子供の感情形成をしていきます。
音楽を通した活動を行っていきながら社会性・情緒の発達を促します。
療育を受けるまで数ヶ月待ちになった方へおすすめの音楽療法:認知力概念の発達の支援
音楽療法の活動で、就学前の学習として認知力の発達を促すことができます。
歌を通して、数字の理解やボディイメージ、色や対比のある言葉など覚えていくことができます。
私が行っている音楽療法の活動の中で「すうじのうた」を取り入れています。
「すうじのうた」で取り入れている教材は、すうじがマグネットで取り外すことができます。
例えば、「すうじの1はなに こうばのえんとつ もくもく」と歌った後に、マグネットで貼っている「1」を外してもらいます。「10」まで歌い終わったあとに、一つ一つ数字のマグネットを貼っていきます。
数字が分からなかった子どもも、この活動を繰り返していくうちに分かってくるようになります。
分かってきたら、個数と照らし合わせていくことをしています。
一例ですが、このような活動をして就学前の学習としての認知力の発達を促すことをしています。
療育を受けるまで数ヶ月待ちになった方へおすすめの音楽療法:感覚運動系発達の支援
楽器活動や歌う活動、リトミックなどの身体表現活動を通して、感覚運動系の発達を促すことができます。
楽器活動を行うとき、目で楽器を見て(視覚)、手で楽器を触り(触覚)、どのくらいの力を使って楽器を持つなどの力加減(固有覚)や、耳で音を聴き(聴覚)・・・と様々な感覚を使います。
これらの感覚が、学習や言葉、集団生活を過ごすうえで大事な基盤になります。
また、リトミックなど音楽を使った運動をすることもできます。
療育を受けるまで数ヶ月待ちになった方へおすすめの音楽療法:余暇活動の充実
別の本になりますが、楽器や歌、音楽を通して、余暇活動へとつながることが大事だということがあげられています。
発達障害児・者が豊かな社会生活をおくるためには、充実した余暇活動が欠かせない。余暇を楽しむスキルが不足しがちな発達障害児・者の保護者に対しては、余暇活動の支援を行う必要があるだろう。また、発達障害児の保護者に対して行われた“余暇活動に関する意識調査”においては、「子どもに経験させたい余暇活動」として楽器演奏などの音楽活動が上位にあげられている(長谷川,2010)音楽療法を知る―その理論と技法-より
音楽療法を行うことで、歌うことはもちろん、吹く楽器や叩く楽器、弦をはじく楽器、振る楽器、鍵盤を弾く楽器など様々な楽器や音楽に出会うことができます。
療育を受けるまで数ヶ月待ちになった!おすすめの療育:音楽療法を試してみたい方は
当音楽教室は、音楽療法を行っております。
・療育を申し込んだが、数ヶ月待ちになったから音楽療法を受けてみたい
・療育にはまだ申し込んでいないが音楽療法を受けてみたい方
・音楽が好きで発達がゆっくりなお子さん
など、お考えの方は当教室の無料体験レッスンにお申し込みください。
体験レッスンとご相談などのお話を合わせて、30分~45分ほどになります。
言葉が出るヒント、解決策につながる活動を行なっております。
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療育を受けるまで数ヶ月待ちになった!おすすめの療育:音楽療法まとめ
以上、療育を受けるまで数ヶ月待ちになった!おすすめの療育~音楽療法~でした。
いかがでしたでしょうか。
音楽療法には、言語発達や社会性・情緒的発達、認知力概念の発達、感覚運動系発達、余暇活動の充実などの発達を促すことが期待されています。
療育を受けるまで数ヶ月待ちになってしまった方、療育を申し込んでいない方のお力になれば幸いです。
2022.3.8