こんにちは。
東久留米にある発達障がい児・グレーゾーンのお子さんも通える音楽教室を運営しているきじまです。
このブログを読んでいる子育てをしていう保護者の中に
・1歳半健診、3歳児健診で言葉の遅れを指摘された
・2歳、3歳を過ぎても言葉が出ない
・大人が言う簡単な言葉が分かっていない
・子どもが言葉がでなくて、子育てが不安・困難を感じている
そう感じている保護者の方はいらっしゃいませんか?
実は私自身もそうでした。
私の子どもも療育に通っていたのですが、療育先でも言葉でないお子さんや言葉がでなくて悩んでいる保護者の方がたくさんいました。
私の子育ての場合ですが、0歳の乳児期のときは順調に育ってきたはずなのに、1歳健診の母子手帳の記録にある「大人の簡単な言葉(おいで、ちょうだい)が分かっている」の質問項目に、「はい」の部分に丸がついていないです。
1歳3~4ヶ月のときに、保育園の子育て広場の先生から「言葉が遅れているんじゃないか」と言われたこともあります。
そのときは本当にショックで、この先ずっと言葉が出ないんじゃないかと不安に駆られました。
1歳半健診では「犬はどれかな?」の指示も分からず。
2歳児健診(当時住んでいた自治体は無料で受けられました)で、言葉は出ないことを医師に伝え(出る言葉は「パン」「はい」「ばあ」のみ・・・)、療育に通い始めました。
私は大学で音楽療法を学びました。
また、実際の子育てで得た子どもへの接し方、子どもと一緒に通った療育経験から、子どもがどうやって言葉を出すことができたのか。どうやって言葉を理解したかを、体験談を踏まえてご紹介いたします。
言葉が出ない子どもに言葉を促す方法
私の子どもは、4歳くらいまでなかなか言葉が出なかったのですが、小学生の今は同学年ほどとはいかないですが、ある程度言葉が出るようになりました。
それは
・話しかける
・口周り、舌の筋肉を動かす
・歌を歌う
です。
子育ての経験や療育先での療育方法、音楽療法を勉強してきたことを踏まえて、言葉が出ない子どもにことばを促す方法をお伝えします。 これらを詳しく説明していきます。
言葉が出ない子どもに言葉を促す方法1:話しかける
「お花がきれいにさいているね」と、お花を指さして話しかけたり、踏切りが鳴ったら、「踏切りがなったね、カンカン・・・電車が走っているね」とか、ご飯を食べているときに「ご飯、おいしいね。これはかぼちゃだよ」と言って、かぼちゃを食べさせたり・・・と言葉と物を一致させて話しかけました。
話しかけたことで、電車と踏切り音が一致したみたいで、電車がとおると大興奮して「アンアンアン!(カンカンカン!)」と声を発するようになりました。
言葉が出ない子どもに言葉を促す方法2:口周り、舌の筋肉を動かす
我が子はよだれがひどく、口周りの筋肉がなかったので遊びながら口周り・舌を動かすことを取り入れていました。
ここでは遊びの例をいくつか取り上げました。
言葉がでない子どもに口周り、舌の筋肉を動かす遊び:しゃぼん玉
しゃぼん玉が好きなお子さん、多いのではないでしょうか。
ふわふわと飛んでいったり、追いかけて遊ぶと思います。
しゃぼん玉をフーっと吹くと、口周りの筋肉を使います。
吹き方によって、しゃぼん玉の大きさや出てくる数も変わりますよね。
これも声を出すために必要な息の調節になります。
我が子は最初はできませんでしたが、コツをつかんでからは息の調節をしながら吹くことができるようになりました。
しゃぼん玉の液を飲み込んでしまいそうな場合は、ストローを使ってお茶を飲んだり、ぶくぶくする遊びもOK!
言葉がでない子どもに口周り、舌の筋肉を動かす遊び:吹き戻し、笛
100円ショップや駄菓子屋さんでよく売られているおもちゃです。
「口にくわえてヒュ-と吹くとスルスルと伸びた後、先からクルクルと戻ってくるもの」「夜店で売ってる紙のピーヒャラ」などと説明すると、わかるでしょうか?
↓↓
こちらより引用しました
音が鳴るものもあり、子どもも楽しくできます。
息の量を強くしないとうまくできません。
息が弱いお子さんは、まずお母さんがやってみて、「楽しい!」と思わせるようにしてみましょう。
吹き戻しが難しそうなら、100円ショップで売られている笛からでも大丈夫です。
ちなみに、吹き戻しはこのような効果もあるそうです。
↓↓
「吹き戻し」で医療・介護に貢献を – エルダー・スタイル生涯スポーツ・健康、地域活動の情報officenakaoka.jp
言葉が出ない子どもに言葉を促す方法3:歌を歌う
我が子は音楽や歌が大好きでした。
よくリトミック活動のときに
音楽に合わせて踊っていたり、歌詞やメロディーを覚え始めると、「んー、んー」と口ずさんでいました。
「言葉になっていない!」と思ってしまいますが、本人は言っているつもりなんですね。
私は歌を歌うのには抵抗がなかったので、子どもに対して歌を歌っていました。
子どもは耳から音楽を取り入れて、インプットしています。
音楽だと入ってきやすいですよね。
そのインプットされたものが、最初は我が子みたいに「んー、んー」しか歌わなかったり、子どもが言えそうな一文字だけだったのが単語になり、繰り返して歌うことで言葉を促すことができました。
歌はちょっと苦手…
歌がマンネリ化しちゃう…
そんなお母さんもいるのではないでしょうか。
有名な子どもテレビ番組になりますが、「おかあさんといっしょ」がおすすめです!
歌いやすい童謡はもちろん、テレビなので視覚から入ってきやすく、物と言葉の一致もしやすいです。
お母さんたちも楽しめるのではないでしょうか。
ただ、テレビの見せ過ぎは一方的になるのでNGです。
区切りをつけてテレビと付き合いましょう。
また、リトミック 教室に通うのも手です。
言葉が出ない子どもに言葉を促すために当教室は音楽を使っております
私の子どもが言った療育先では、療育は歌を歌ったり遊んだりしていました。
我が家は転勤族だったので、転居をするたび療育先が変わっていましたが、行き先が変わったどの療育先も遊びながら発達を促していました。
インターネットやInstagram、ツイッターなどで、遊びながらで意味があるのだろうかという意見をよく目にします。
私も当時、療育に通いながら、「こんなこと、意味があるのか」と、思った一人です。
でも、言葉が出るまでにも 発達のプロセスがあるということに気が付きました。
視線や聴覚、身体のバランスや運動などが備わって言葉につながることが分かりました。
また、行動と言葉がつながったのも、実際に療育を通して実感しました。
そして、先生たちや一緒に通っている子、その保護者の方…たくさんの人とのかかわりがあり、そのかかわりが子どもの内に溜め込まれ、心のこもった言葉を発することもできました。
なので療育では遊んでいるだけに見えますが、療育者はしっかりと計画を立て、療育に取り組んでいます。
当教室は、音楽療法という音楽を使った療育に取り組んでいます。
「どんな子かな?」とお子さんをよく見てから、お子さんの発達に必要なことを音楽を使って活動に取り入れています。
音楽を使った療育「音楽療法」をご希望される方は
・音楽を楽しみながら言葉が出るようにしたい
・このままで良いのか不安
・言葉を促すことをしながら親子で何か楽しみたい
などお考えの方は、当教室の無料体験レッスンにお申し込みください。
体験レッスンとご相談などのお話を合わせて、30分~45分ほどになります。
言葉が出るヒント、解決策につながる活動を行なっております。
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言葉が出ない子どもに言葉を促す方法まとめ
以上、言葉を促す方法
・話しかける
・口周り、舌の筋肉を動かす
・歌を歌う
でした。
いかがでしたでしょうか。
お子さんの言葉がなかなか出なくて悩んでいらっしゃる方は、
このような遊びをぜひ参考にしてください。
2021.12.20