発達障害児が活動や気持ちの切り替えをラクにできる方法【当教室の方法付】

こんにちは!
東久留米市にある発達障がい児・グレーゾーン・知的障がい児・ダウン症のお子さんも通える音楽教室を運営しているきじまです。

このブログを読んでいる発達障がいのお子さんを育てている親御さんの中に

・ご飯の時間にしたいのに、子どもが好きな遊びをやめることができない
・子ども自身が思ったように活動がうまくいかなかったことに対して、気持ちがついていけない、切り替えることができない
・保育園や幼稚園で、自分の子供がみんなと一緒に活動することが分かっていないように見える

ということはありませんか?

このことに悩まれている親御さんはたくさんいらっしゃると思われます。

というのも、小学生低学年の発達障害児の集団生活の困りごと第1位に、「気持ちの切り替えができない」ことが挙げられています。
子どもの発達の悩みごとを解消する情報サイト「パステル総研」を運営する株式会社パステルコミュニケーションより

私の子どもは発達障がい児なのですが、子ども自身が思ったようにうまくいかないときに対して、気持ちがついていかないときがあります。 今も活動や子ども自身の気持ちの切り替えが難しい場合があります。

その場合はどうすればよいか?

今回は気持ちの切り替え方の方法についてお話したいと思います。

発達障害児が活動や気持ちの気持ちの切り替えを楽にできる方法

発達障害児の気持ちの切り替え方法ですが、あることを意識して、自分自身の気持ちや次の活動に対して気持ちを切り替えることをやっています。

それは、活動の終わりを意識する方法を行っています。

具体的な方法を2つ挙げました。

発達障害児が活動の終わりを意識して活動や気持ちを切り替える方法その1:見える化する

発達障害児の活動の終わりを意識して活動や気持ちを切り替える方法の一つとして、活動を見える化することが挙げられます。

一日のやることやスケジュールを、絵や写真、時計、やることチェックリスト(〇×など)を使って見える化をしていきます。

スケジュール表ややることチェックリストは、子どもが目に留まりやすいところに設置すると、子ども本人が活動のやることを意識できるかと思います。

また、スケジュール表やチェックリストは、シンプルなものが良いです。

見えるようにたくさん書き込んだりしてしまうと、視覚情報が多すぎるため、逆に子どもが分からなくなってしまいます。

なので最初はシンプルにし、できるようになってきたら徐々に加えると良いでしょう。

発達障害児が活動の終わりを意識して活動や気持ちを切り替える方法その2:事前に予告をする

発達障害児の活動の終わりを意識して活動や気持ちを切り替える方法の一つとして、事前に予告することが挙げられます。

活動が変更になった場合、何も言わずに変更の活動をすると気持ちの切り替えができずにパニックになるときがあります。

その場合は、事前に具体的に予告することがおすすめです。

たとえば夜ご飯の時間にしたいとき、子どもがいつまでも遊んでいるとします。

そうすると家族みんながご飯を食べることができなくなります。

いくら家族でも、小さな集団生活になります。

遊んでいる子どもの都合に合わせて生活することは難しいですよね。

子どもが、この小さな集団で生活しているという意識が低かったり、活動に対してのこだわりが強い場合は、気持ちの切り替えや次の活動に対しての切り替えが難しい場合があります。

その場合は事前に声掛け(予告)をして、活動の終わりを意識できるようにすることが可能です。

ご飯の時間にしたいけれど、まだ子どもが遊んでいる場合は、遊ぶ活動をすぐ終わりにするのではなく、「あと〇回やったらおしまいだよ」「時計の長い針が〇(数字)になったらおしまいにしようね」と、子どもに終わりにするタイミングを数字として見えるように伝えると良いでしょう。

言葉が分からないお子さんも多いと思います。そのときは、絵カードや写真、文字などを見せて伝えると、子どもにも伝わりやすいです。

発達障害児が活動や気持ちの切り替える方法:当音楽教室の場合

発達障害児の活動や気持ちの切り替えの方法について話をさせていただきました。

ここからは、当教室ではどのように活動の切り替え方法を行っているかをご紹介したいと思います。

発達障害児が活動や気持ちの切り替える方法について:見える化(当音楽教室の場合)

どのお子さんにも、写真のような活動内容をホワイトボードに貼っております。

この活動内容はほんの一例ですが、活動内容はお子さんに合わせた活動をご用意しております。

このようにホワイトボードに写真やイラスト、文字など活動内容を分かりやすくして貼っています。

このように見える化をして子どもに分かりやすく伝えることができます。

発達障害児が活動や気持ちの切り替える方法について:事前に予告をする(当音楽教室の場合)

当教室はホワイトボードに活動内容を貼ったうえで活動を行いますが、詳しい内容は活動は始まる前に説明します。

基本的にはホワイトボードに貼ってある活動内容を行いますが、子どもと相談しながら活動内容を変えることもします。

活動がやりたくなく、その気持ちが切り替えがうまくいかないお子さんもいます。

その場合は、この活動をあと〇(数)回やったら子どものやりたい別の活動にしようと、子どもとやりとや交渉をして行っております。

書いてある活動内容を行うのも大切ですが、お子さんとやりとり・交渉をすることも大事だと私は感じております。

交渉するときは、子どもに分かりやすく伝える。こちら側が条件として出したものを子どもができたら、OKにするなど、約束を取り決めております。

やりとりや時間をかけていくうちに、子ども自身も活動に対しての切り替え、子ども自身の気持ちの切り替えもいきます。

お子さんの気持ちを大切にしながら、活動や気持ちの切り替えを行っております。

発達障害児が活動や気持ちの切り替える方法:音楽の力をつかって(当音楽教室の場合)

音楽・曲は必ず終わりがあるので、活動が切り替えられやすいと考えています。

特に子どもが知っている曲なら、いつ曲が終わるのかが子ども自身も分かりやすいです。

なので、曲が終わりかけると子ども自身が「そろそろ終わる」ことが意識でき、切り替えがうまくいくことが多いです。

当教室の活動の始まりの曲と終わりの曲は、固定の曲を歌っています。

言葉が分からないお子さんも、なじみのあるはじまりのうた、さようならの曲を歌うと活動が始まること、終わることを意識し、活動や気持ちの切り替えを行うことができるようになります。

発達障害のお子さんで、活動や気持ちの切り替えがうまくいかないお子さんは、音楽で活動や気持ちの切り替えをしてみてはいかがでしょうか。

当教室では無料体験レッスンを行っております。

活動や気持ちの切り替えがうまくいかないけれども音楽が大好きなお子さん、お待ちしております。

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発達障害児が活動や気持ちの切り替えを楽にできる方法まとめ

以上、発達障害児が活動や気持ちの切り替えを楽にできる方法まとめでした。

いかがでしたか。

お子さんが活動や気持ちの切り替えがうまくいかない場合、活動の終わりを意識して、見える化をすること、事前に子どもに予告をすることを取り入れてみてください。

また、活動の終わりを意識でき、気持ちが切り替えられる方法の一つとして音楽という選択肢もあります。

音楽という選択肢もあることを知っていただけると幸いです。

障がい児の育児, 音楽療法

2022.1.7

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